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さよなら、こんな毎日…

2007年/読書/橋本治   :: 2007.11.01 10:30.00 ::

***



速いもので今年ももうあと2ヶ月となりました。




今年は久しぶりに読書ばかりの年でした。
ちょっと考えるところがありまして
結構文系の本ばかり読みました。






ぼんやりと…なんですが。
コンテンツ(コンテキストでもいいんですが)を読むことに関して、
少しセンスが鈍っているような気がしていまして。
今のうちからなんとかしたいな、と。




こういうこともありました。
誰でも自分の歴史があると思うんですが、
その自分史に関するある本が出版されまして、
それで自分史が書き換えられそうになりまして。
これで歴史って怖いな、と。
歴史も勉強しないといかんな…と。




こんなきっかけだったんですが。
面白い本もたくさんありまして…ああ、思い出した。
これも面白い本でした。




文学部唯野教授




文芸批評論って言うんでしょうか?
すこしだけ勉強させていただきました。
コンテキストをどう読むかってことでも
いろんな流行り廃りがあったのですね。
この後も知りたかったのですが…Part2はなさそうです。
読後はこちらも。




文学部唯野教授のサブ・テキスト 




もう少しだけ唯野教授のお話が拝聴できます。
また、こちらの訳者が唯野教授のモデルだそうで…ほんと?
まだ読んでませんが。




新文学入門―T・イーグルトン『文学とは何か』を読む (岩波セミナーブックス) 
大橋 洋一 








ま、いろんな本を読んだんですけど…。
今年一番読んだのは「橋本治」(敬称略)の本でした。
もう、読んだ読んだ…読みまくりました。




80年代当時、読んだ彼の著作は
有名な「桃尻娘」シリーズと文庫になってたエッセーなどで
「ああ、この人はこういう人なのか…」と
ずーっと思ってました。
「もーほー」感の前面押し出しに
ちょっとついていけず…
この固定観念、2007年まで続いたわけですが。




ひとつだけ憶えていたエピソード…。
前にも書いたかもしれませんが
強烈に頭に残っているエピソードがありました。
氏の助手の方が分裂症を発症した話です。
これには恐怖を感じました。
ほんとに怖かった…ショックでした。
その後どの本に載っていたのか忘れてましたが。




今年の一月だったと思います。
今年近所の古本屋が店をたたむ事になって
閉店セール(なんと70%OFF!!だったと思いますが)をしてました。
そこで何の気なしに買ったのが
「89」
「二十世紀」
「広告批評の橋本治」
の3冊です。




偶然「89」でそのエピソードと再会しました。
ということはこの本を昔読んでいたことになるのですが
それ以外の内容はまったく記憶になかったのですが…。




そりゃそうかも知れません。
この本「89」が出版されたのは1990年、
この頃は目の前のことをこなすのが
精一杯の頃でして、
「今はどういう時代なのか?」なんて
興味を持つ余裕さえなかったのでしょう。
たぶん。
たぶんですけど。




で「89」を最初から読んだ…読みました。
この本は凄かった。
いままで続いてきた昭和という時代の終焉である
1989年はどういう年だったのか、
1989年に起こった出来事は一体どういう意味を持つのか…。
さまざまな角度からそれを考察したこの本、凄いです。




90年代に入ってからの橋本治の著作は
「もーほー」感の前面押し出しは
ほとんどありません。
90年、それまでの著作の集大成である
「パンセ」シリーズが出版され、
「源氏物語」もこの頃から発表されます。
「89」は橋本治自身にとっても
一区切りの作品でありましょう。




次に読んだのが「二十世紀」。
これで完全にのめり込みました。
のめり込まされてしまいました。
中学高校の歴史の時間、
最後の最後で時間が足りなくて
いつも軽くなぞるだけの「二十世紀」に関して
1900年から一年ごとに読ませてくれる…
歴史を久しぶりに勉強させていただきました。





橋本治…彼は不思議な人で
作家・小説家なのですが
小説よりもその他の著作の点数が多く、
個人的にはそちらに魅力を感じました。
山形浩生さんや内田樹さんも夢中だったそうで…。




http://media.excite.co.jp/book/interview/200308/p01.html
http://blog.tatsuru.com/archives/000852.php




ほんと、「申し訳ありませんでした」でした。
彼はずっと「80年代の橋本治」のままではありませんでした。
橋本治氏を嘗めていました。
もっと早く知ってれば…。




ということで、
それから彼の小説以外の著作を
一冊一冊読みまくりました。
手軽に入手できるものは書店で、
それ以外は中央図書館から借りて読みました。
古書を漁り、神田や高田馬場の古書街を久しぶりに廻りました。
いや、楽しかった…楽しい一年でした。




結局入手できるものは片っ端から入手して
結局彼の著作(小説以外)の98%くらいは入手できました。
全て少なくても2回は目を通しました。
つまり2冊ずつ所持しているということで…
単行本と文庫と。
すぐマニアになってしまうのは
悪い癖だと思うのですが。




日本の古典だと
「古事記」から始まって
「枕草子」「徒然草」「百人一首」や
「源氏物語」や「平家物語」(ここらへんはまだ未読ですが)、
その他に
歴史、宗教だったり映画だったり
昭和だったり江戸時代だったり…
歌謡曲、歌舞伎、少女マンガ、日本の美術史、編み物(!)などなど。
様々な分野を勉強させていただいて。
それだけではなくて、
読んでいながら心地よさを感じるという
体験もさせていただいた…
「ああ、読み終わるのが悲しい」
と思いましたから。




某黄色い看板の古書チェーン店を
まめにチェックし、
某大手書籍サイトやその他の古本サイトでも
古書を買い、
「日本の古本屋さん」で情報を仕入れて
地方の古本屋さんに電話で注文したり…
もちろん某有名オークションでも入手しました。




そして先週。
2000円という破格の値段で20冊を手に入れて
とうとう入手可能なものはほぼ入手させていただきました。
最後に読んだのは
「さまざまなエンディング」、
映画に関する評論(エッセー?)です。
「ウエストサイドストーリー」と「ロミオとジュリエット」、
戦争映画としての「東京オリンピック」、
大河ドラマとしての「ジャイアンツ」…
堪能させていただきました。




今年もあと2ヶ月、
2ヶ月早くひと段落着いてしまいました。
でも多分…多分ですけど
また全ての著作を読み返すことになると思います。




多くの方にお奨めしたいのですが
すでに品切れになっているものが数多くありまして…。
すぐ入手しなくても
まず図書館に行って借りてくるのが
いいかもしれません。
今のところ入手しやすいものでおすすめは
ちくま文庫にある著作かなあ。









注意していただきたいのは「これで古典がよくわかる」、
この本を再構成したものがこちらに収録されています。
こっちのほうがお奨めかしらん?









そしてちくま文庫での一番のお奨めはこちら。
在庫が少ないと思われます。









「89」や「さまざまなエンディング」など
たくさんの品切れ本を含めれば
おすすめはここでは書ききれないくらいあります。
いつかどこかでまとめたいと思いますが。




参考サイトは以下です。

デジタルももんが
http://www.digital-momonga.jp/
橋本治愛読エンサイクロペディア(50音順) 
http://www.geocities.jp/osamudokusha/




今年、いろいろなことがありました。
こんな年になるとはまったく予想してませんでした。




2007年、失ったものもたくさんありましたが
得たものもなかったわけではない…
来年は何を得られるでしょう?


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キーワードで綴る「http://machine.homeunix.org/」…2007Oct   :: 2007.11.01 10:18.43 ::

http://machine.homeunix.org/archives/20071101001.html

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DS文学全集   :: 2007.10.11 7:37.15 ::

http://www.nintendo.co.jp/ds/ybnj/booklist/index.html

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文系ブートキャンプ?   :: 2007.10.04 17:05.04 ::

以下、Amazonウィジェットのテストも兼ねて。文章は友人Y君へのメールより。



…(前略)…



さて、こないだの話です。Y君の言うように文系的な世界の知識も知っておいたほうがいいのではないかと
僕も思います。この歳になって、自分の生まれた国の歴史や文化などをまったく知らないってのも
なんだなあと…。それからコンテキストを読み解く力(読解力っていうんでしょうか)も鍛えられるでしょうし。
そして「正解が一つでない世界」ってのも知っておいたほうがいいんだろうなあ…とも思いますし。



個人的な意見ですが、いわゆる文系の本も読んだほうがいいと思います。
僕も最近は読むようにしています。読書の秋ですって…。



そだよなあ、学生んとき文系の勉強ぜんぜんしてなかったよなあ、Y君は…(今思い出しましたが)。



ただ、こないだの話のように「文系ブートキャンプ」ってのはどうかなあ。
「1時間でわかる…」とか「1週間でわかる…」って本もあるでしょうけど
これで身につくことがY君が言っていたことと同じとは思えないんですけどね。



とはいえ、最初から難解な原典をっていうのも無茶ですよね。
片っ端からっていうのもなんだし…。難しいですよね。



で、とりあえず最近読んだ本からのお奨めから、
これからの世界の入り口になりそうなものをピックアップしました。
以下、個人的なお奨めなので「合わない」と思ったらご容赦のほど。
敬称略です。



これはウォーミングアップ。



・本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書) (新書) 
  平野 啓一郎 (著) 



  題名のとおり、「じっくり本を読んだらいかが?」って本です。
  速読術ってのも最近はありますが、これはその反対ですね。
  まあ、こういう読み方もあるんだってのを知っておくとよろしいかと。
  知ってたらごめんね。



んで、最初はこれ。



・
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義 (単行本) 
  松岡 正剛 (著) 



  著者は編集のプロ、この本は学生相手の講義の記録です。
  学生時代にこういう風に教えてもらえればよかったのにね。
  日本と世界、歴史と宗教と文化を横断的にざっくり述べてます。
  この一冊で全てがわかるとは言いませんが
  全体の流れが少し見えてきます。



で、次。



・
これで古典がよくわかる (ちくま文庫) (文庫) 
  橋本 治 (著) 



  日本古典を独自にアレンジした作品を書いている作家の
  ひらがな・カタカナの歴史から日本の古典に関する本。
  これも学生向けに優しく書かれています。
  「源氏物語」とか「枕草子」とか「徒然草」とか
  高校時代以来かと…そういった意味ではちょっと新鮮かしらん?



さて、次。



・
近代文化史入門 超英文学講義 (講談社学術文庫) (文庫)  
  高山 宏 (著)



  さあ、こちらは英文学。大学の先生の講義録を再編集したもので、
  そういった意味ではこれも学生向けです。
  いわゆる正統派ではなく、シェークスピアからロマン派までを
  ちょっと違った視点から論じています。












作家・編集者・研究者とバラエティに富んだセレクションでしょ?
えーと、補足しますね。
もし2冊目が気に入ったのなら同じ著者の
「日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス)」を。
こちらはもう少し突っ込んで日本の現代までが論じられてます。



3冊目が気に入ったなら…。
この作者は「徒然草」・「枕草子」・「古事記」・
「源氏物語」・「平家物語」などアレンジして著しています。
それからこの作家、小説以外の著作(評論・時評など)がお奨めです。
手ごろなところで「ちくま文庫」のものから…じっくり味わえます。

  ・宗教なんかこわくない!  
  ・大江戸歌舞伎はこんなもの風雅の虎の巻これも男の生きる道

以上、新刊で入手できます。



4冊目、それぞれ原典にピンとくるものがあればそちらに。
も少し文学史を読みたければ仏文学の澁澤龍彦、独文学の種村季弘、
中国文学の中野美代子などの著書がお奨め。
ここらへんはまず図書館で探してみそ。



そもそも「文系って何」ってところもあるんだけど…
すいません、僕、政治経済方面は疎いのでよくわかりません。
それから心理学なんかもありますが
最近はすごく細分化されてるみたいで
お奨めの本はでよくわかりません。



とりあえず、ここまで。
お役に立てればなにより…また飲みましょう。

では。


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近況…あえて能天気に。   :: 2007.10.02 15:27.41 ::

***





うーん…。



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てわけでして…、
どうも何してもどこかでこう楽しめなかったりしています。



気持ちも天気も晴れませんが
あえて普通に過ごそうとしていますが…
あえて能天気に。



考えたら今年もいろんなことがありまして、
好きだった「ごまだれつけめん」が食べられなくなったし、
自分の中で「オールタイムナンバー1」の親父さんが引退して
店を閉店したり…。



ああ、この夏10年ぶりに友人と会いました。
10年分、年をとりましたが相変わらずでした。
アフリカや知床の話、
二件目の沖縄料理屋でのライブで
「安里屋ユンタ」をフルコーラス歌えるとは…
一回しか沖縄行ったことないのになぜ?



新人の頃、
別の会社に入社した高校時代の同級生のその彼と飲んでいて
偶然同じタイミングで「リフレッシュ休暇」を
とっていることがわかり、
いきおいで「父島」にいっしょに行った事を思い出しました。



えーと、近況近況…。
最近なに聴いてたかしらん…。
ちょっと前はTheCureを聴いてましたっけ。
今年もThePoliceだVanHalenだと
再結成が盛んですがあまり興味はありません。
それより近くリリースされるNeilYoung先生のChromeDreamII、
ツアーもあるそうなのでそちらも期待しています。



そういえば…
9月最初に「くるり」のコンサート行ってきました。
いやあ、楽しめました。
いいバンドですよね。
今後もがんばってほしいです。
チケット取るのが大変ですが
またコンサートもいきたいし…。



思い出しました。
そういえば会場に入って席に座ろうとしたときに
別の人が座ってまして。
その人にチケットを見せてもらったら
同じシート番号が書いてありまして。
発券した場所(コンビニ)チェーンが違うのですが
明らかに二重発券していました。
係員に言って席を確保させましたが
そういうこともあるんですね。
ちなみにその時他にも一組同じような目にあってました。
今回電話予約のみ、
人手は介してないはずです。
発券システム、バグってません?



今年は結構本を読んでます。
学生時代に戻ったように読んでます。
最近読んだのが「ハイスクール八犬伝」(橋本治…以下敬称略)です。
里見八犬伝をモチーフ(モチーフっていうのでしょうか?)にした
今で言うライトノベル、SF伝奇ものです。
8巻まで出た後に未完の状態でほって置かれているので
もうこの続きはないのだと思いますが、
「暗夜-BlackField」のグロさもあれば
「古事記」に関する薀蓄もあり、
小説以外の著作でお馴染み「橋本節」もちりばめられているので
「橋本治」フリークならお奨めです。



そうそう、あの黄色い看板の古本屋チェーンで
「キャンディ・キャンディ」(文庫版)を、
一冊350円で全6巻入手しちゃいました。
ははは。



最近は「封印作品の謎」(でしたっけ)でも
取り上げられていて
そっちのほうの話題が先行してますが。
ご存じない方は「wikipedia」で参照してくださいね。
当時の女の子がみんな夢中になった
名作なんですよ。本当に。



わたくし、学生時代に
夕方のアニメの再放送を
見ていたのですが
うちの奥さんに言わせると
それは邪道だそうです。
それなりにいろいろ思い出もあるんですが
「邪道」で切り捨てられるとは…。



彼女は表紙を見るなり
その場に座り込んでページを繰り、
昔気に入った箇所を見つけては涙を流し…。
それが一通り終わってから
最初から真剣に読み始めました。
多分この後、
彼女のお昼仲間に回覧されることでしょう。
わたくしはその後読むことになるでしょう。



えーと、近況。
こんなところでしょうか。
昨日の夕食は回転寿司、
今日の昼飯は「ラーメン二郎」で大盛
(にんにく)を食しました。
今晩はパスタです。



ではこのへんで。



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植草甚一 マイ・フェイヴァリエット・シングス    :: 2007.09.30 10:23.24 ::

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「Ghost On The Road」と Neil Youngのライブ人生   :: 2007.07.10 13:58.46 ::

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